他に「Football Factory」などのサッカー小説を書いているJohn Kingの1998年出版の本。
サッカーといってもサッカーを見る観客の方を描いているのが多いようだが。
この小説もイギリスからオランダに渡り、最後ドイツに到着するフーリガンの話で、試合のシーンは全く出てこなかった。
最初にオランダに行ったところで、いきなり飾り窓の売春婦との「交流」の話に飛び、その後も昔の戦争の話やら街の喧嘩やらがだらだらと続く。
そして、最後にドイツでの大舞台へ。
イギリスのブルーカラー小説らしいごみごみした汚らしさ(実際に出てくる単語も汚い)を満喫した。
あと、初めて日本語で翻訳されていない本を読んだ気がする。