2005年06月22日

ミリオンダラーベイビー

出演;クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン
監督;クリント・イーストウッド

アカデミー賞受賞の女性ボクシング映画。
もうお爺さんと呼べる年齢に近づいているイーストウッドの新作。ボクシングジムの老トレーナーという設定も違和感がなくなってきたと。
「ミスティックリバー」よりは手堅くまとまった感があるがさすがにうまい。
最初女性(ヒラリー・スワンク)の入ジム?(入団)を頑なに拒んでいるが、女性のボクシングに対する情熱に打たれてトレーナーを引き受けるあたりの下りがクサくならずに滑らかに自然に描かれる。
普段は車のトレーラーに寝泊りしているアメリカの貧乏な白人達、いわゆるホワイトトラッシュ出身で、レストランのウェイトレスからボクシングだけを生きがいにして成りあがろうとする彼女の物語、ただそれだけかと思ってたら少し違っていた。
最初は用具も満足に買えないような生活から、親に家を買い、チャンピオン戦にも挑戦し、海外を対戦で周る、成功物語の感動物のはずが、何故かそのそれぞれの場面でズレる。
感動悲話は悲劇に転ずる、転ずる。

そして、最後のオチは日本人には理解できない。

外から入ってくる太陽の光に満ちた病室の廊下を、一人去っていくイーストウッドのシルエットがまたいいのだが。

あ、そうそうこの映画の字幕は戸田奈津子だった。
最近ロードオブザリングだとかで誤訳だの言われてるが、確かにこの映画でも完全に直訳とは違う訳が何回か出てきた。
それが誤訳かどうか判断する力は無いのだが、大御所一人は集中的に叩かれるのはどうなんだろう?
誤訳なのか異訳なのかはっきりさせる能力のある人がきっちりと分析して欲しいのだが。
posted by Hachimitsu at 21:48| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月10日

ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ

監督ジョン・ポルソン 出演ロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニング、ファムケ・ヤンセン、エリザベス・シュー

王道のどんでん返し。消去法で途中で犯人が分かるかも。というか分かってしまったが、、、、
予告編だとスゴく恐く見える。これはプロモーション勝ちですな。
ということでホラーとしてはさほど恐くはない。しかし、ダメな映画ではなかった。
不審な人物(しかし犯人ではない)の描き方、事件の段階的に上がっていく陰惨度。終末の真犯人と主役との攻防、全てが王道、オーソドックスなホラーサスペンス。






ネタバレ一発だから感想が書きにくい。









怪しそうな人を一人ずつ消していくと犯人はあいつしかいない。
これから見に行く人は「時計」に注意。




posted by Hachimitsu at 00:19| ☔| Comment(0) | TrackBack(9) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月01日

アビエーター

うーんスコセッシの不振はまだまだ続く、、、、



ディカプリオが墜落するシーンは良かったけれどそこまで来るまで耐えられるか?

「ギャングオブニューヨーク」よりは随分マシなった気がするが、、、

飛行機映画ならば、「スカイキャプテン」の方が面白い。


英語のリスニングとしてはかなり難解ですな。
特に最後の裁判で言い合うシーンは全然分からなかった。
posted by Hachimitsu at 20:47| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月06日

告白的女優論 戒厳令(吉田喜重)

先頃ついに閉館してしまった、濱マイクの横浜日劇に象徴されるけれども、DVDやビデオの隆盛とシネコンの進出により、「スクリーンで普通に映画を見る」機会がどんどん減っていっている。そんな中美術館が映画上映に積極的になってきている。

例えば、武蔵小杉にある川崎市民ミュージアムでは、今年の4月から定期的に土日で映画上映をスタートさせるという。

てことで、今は特集上映をやっているそのミュージアムに行ってきた。
(等々力競技場の奥の方にある。)
見た映画は吉田喜重の2本。
z001.jpg
昔はなんとなく見る気がしなかったATG周辺の観念的な映画。
90年代に、60、70年代のリバイバルのブームがあったのだが、何か後ろ向きな気がして手が出なかったジャンル。
今やっと色メガネなく普通に見る気になった。

「告白的〜」を見ると、吉田喜重は今見ても全く古さを感じさせない、現在性のある監督で新鮮だった。
女優も綺麗なままスクリーンに収められている。
ただ、浅丘ルリ子、岡田茉莉子、太地喜和子はギリギリ分かるけど赤座美代子、有馬稲子とかになるとチト名前しか分からなかった。
「戒厳令」はあの2.26の黒幕と言われた北一輝の話。
事件そのものよりも個人の内面を詳細に映像化しつつ、それを巧みに形式化していた。

両方共、シベ超を見た2日後に見る映画じゃあないよなと思ったけれども
posted by Hachimitsu at 23:32| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月05日

シベリア超特急5

siberia5_800.jpg
本日が最終日だと知り、あわてて新宿に駆けつける。
最終回で立ち見のところを、スタッフ総出で事務所?の椅子を出してくれて、それに座って見た。

前回同様、サービス精神最大値の水野先生、ぼんちゃんと共に開始前に入り口に出現&トーク。
前作では終演後、おもむろに人だかりがあるロビーに現れ、机が前にある椅子に何も言わずに
「マジックを自ら持って」佇んでいた。
(「サインしてあげますよ〜君たち並ばないの〜?」と誘導するように、、、、)

映画を見に行くと高確率で作った本人に会える」、これがシベ超の魅力の原点。
本人が先頭に立って(その前に監督&主演だし)、作品の宣伝、広告、はたまた当日の劇場におけるファンサービス、何かとても過剰な上映運動。
そして、先生を慕う人達が集まって「先生」、はたまた映画の出演役同様「閣下!」と日常でも呼び合う強固な人間関係。
みうらじゅん、大槻ケンジ、コサキン、掟ポルシェ、等等都合のつく著名人達も連日のイベントのために馳せ参じる。

この水野先生の下に集合した濃密な人間関係を含めて鑑賞することが「シベ超を見る」ということなのである。

だから当然、映画館に行かなくてはならないのだ。

内容は前作までの再リメイクいうか、何度も同じようなシーンの連続でその度に会場から笑いが起こる。
・閣下がウォッカを飲むと(毒を盛られて)「うっ!」と苦しみ出すが実はウソ。
・ぼんちゃんが窓からロープで隣の部屋に移動。
・ぼんちゃんがロープを投げて敵と戦う。
この辺のシーンにまたまた入っていて、マニア泣かせ。
(それって有名な映画元ネタがある、なんて野暮なことはツッコミ禁止)
更には毎度毎度水野先生「以外の」技術向上があり、今回はCGをふんだんに使用して、万里の長城を再現していたところが見所。

終演後、再度ぼんちゃんが一人で出てきてトーク。
今作のシナリオの致命的な欠陥について暴露して笑いを取る。
しかし、実はシベ超の3で、シナリオの辻褄が合わないところをつっこんで修正させたら、あまり面白くなくなってしまった。
だから今回は外部の干渉は廃して全て水野先生の好きなように撮らせた。
なので、滅茶苦茶なところはたくさんある。しかし、ぞれが先生の魅力なのだというような内容。

そのトークの最後の方で「みなさん、こんな映画に見せられてお気の毒ですねぇ。でもあと2年くらいだと思うんですよ」と何か意味深なことを言って涙ぐむところがあった。

そうかぁ、、、、もう74才だというし体も相当悪いところあるんだろうし、、、、

ますます、これからのMike Mizunoに目が離せないですな。

シベ超、舞台も入れて10まで撮るらしいっすよ。
posted by Hachimitsu at 09:45| ☀| Comment(11) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月13日

「ホラー番長シリーズ『ソドムの市』」高橋洋

ホラー番長シリーズという企画、監督が4人いるのでてっきりその4人の短編のオムニバスなのかと思い、劇場に足を運ぶと1本1本ちゃんと長編で4つ一挙に公開されていたのだった。

で、その中で見たのは「リング」や「女優霊」の脚本家の高橋洋監督の長編処女作「ソドムの市」。

脚本作のラインアップを見るといかにも恐そうな映画を撮りそうだと思うかもしれないが、この人の脚本の真骨頂は「発狂する唇」や「血を吸う宇宙」などのアナザーサイドで発揮される。

当然この処女作はこちらの側面をより強化したもので、ひと言で言えば「トンデモナイ」としか言いようが無いのだが「このトンデモなさ」とは幾重にも連なるストーリーで綿密に計算された上での内容の厚みのある、極めて完成度の高いトンデモなさなのだ。

「ソドムの市」といえばカルト作品として名高いパゾリーニ監督の遺作から頂いてきているのだが、その作品からの影響はスルーされ、武の「座頭市」の方を極めて中途半端にモチーフとしている、というフェイントでまず観客の予想を思い切りかわす。

低予算の極北で制作されたであろうチープな特撮がチープでありながら、しかし、出来る限界の腕を見せつけて新幹線爆破、伝書バトの空撮と次から次へと困難な撮影に挑戦し、ついにはB−29が東京上空に舞う、という特撮までやってのけるのだから大したものだ。
(主人公の「ソドムの市」が乗った走る車に飛び乗って後ろのボンネットの張り付く女性刑事、というよくあるアクションシーンではその女性刑事の拡大した写真を車のガラスに貼り付ける、という素敵な方法を採用している)

子供時代の缶蹴りの遊びで、缶の切った方のトゲを友達にぶつけて死亡させてしまう、という殺人からスタートさせてついには東京中で大量殺戮という「市」の物語。
おおざっぱにいえばそういうことなのだが、そこから既に通常の物語としてオカシイのだが気にすることはない。
人間が犯す凶行なんてこのように下らなく低脳なのが実態なのだ。
オウム事件の実態なんてこんなもんだったのかもしれない。
そういった意味でリアリティをそんなに外れてるわけじゃないなぁと思った。
これが恐い映画かというとこんなんで恐がる人いるかなぁ、という気がするが。

東京での上映は終了してあとは名古屋と大阪だけらしいんで、見れない人はビデオ化したら見てちょうだい。
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2004年10月28日

夜回り先生(TVドラマ)

昨夜のテレビでやっていた「夜回り先生」という寺尾聡主演のドラマ。
夜な夜な路上でたむろしている問題児たちの見回りをして面倒を見てきたある先生の話。
ノンフィクションの本が原作でそっちが話題になっていたっけ。
元々別に大して興味はなかったけれども、ずるずる最後まで見てしまった。
不良少年少女たちに、先生や親が親身になって対峙して更正させていくお涙頂戴の物語ってなんかウソくさいっていうかホントはそんなにうまくいかないんじゃないの?と思うので大抵はまともに見ない。
しかし、昨日のこのドラマは原作が実話からだからなのか、ホントにうまくいかない話だったんだなこれが
その辺がなるほどリアルティがあった。
ドラッグ(特に中学生くらいだとシンナー)にはまった子をわざわざ自分の家に住まわせ、しばらくたってその子が「辞めた」と思って家に帰すと依存が断ち切れなくて再度はまってしまう。
先生としてはやさしさ、愛を捧げているのに、その子は「先生は甘いから辞められないんだ、だから更正病院に連れてってくれ」と。
先生はその言葉に少々ムッとして突き放してしまう。
すると、冷たくされたのがショックとなってラリッたまま少年は夜の外を彷徨って、誤って海に落ちる、、、、、、
火葬場で焼かれてしまい、シンナー中毒で骨すら砕けてなくなってしまうのだった。
その後、先生に追い討ちをかけるように、「ドラッグ中毒は依存症なんだから、病気として治療が優先されるべきで、先生のように優しく激励しても無駄だ」と専門医にはっきり言われてしまう先生。
(このことがきっかけで、その懺悔というか教訓として長い夜回り生活が始まる)
あとの二人の子供はいわゆる幼児虐待(child abuse)。
一人は父親に暴力を振られてタバコの火の押し付けやらの傷跡が背中にあって、授業の水泳で裸になるのを嫌がる少年。
子供の頃にそういう暴力を受けてきた有名人といえば、ガンズ&ローゼスのアクセル・ローズ。
若くしてバンドで大成功を収めたにも関わらず、彼はキレやすく仲間に暴力を奮い、人間関係がズタズタになり、メンバーもどんどん離れていく。
10年以上の長いカウンセリングを経てやっとまたガンズとして再活動する。
もう一人は幼少時から父親から犯されてきた少女。
この幼児虐待に関しては先日の栃木だったかで起きた集団自殺の主謀の女性がT・BOLANだかの誰かの元奥さんでやはり、幼少時に父親に犯されてきたため、そのつらい事実が受け入れ難く、多重人格障害者になってしまった人だったという話がある。
このドラマの女の子も最期は自殺してしまう。
これなんかホントに周りがどう頑張っても解決できない。
短絡的な更正物語にならないのは良かったんだけども、じゃあどうすりゃいいのよ、という解決作は提示されないまま物語は終わってしまった。
この幼児虐待のケース。
受けた子供の人格を壊してしまい、まともな生活が送れなくなってしまう。
レイプや過度の暴力(子供のやんちゃを是正するためにひっぱたくとかはその限りではないが)はもちろん悪いがそれ以上にその後の子供の人生を破壊し、結果として奪ってしまう行為なのだ。
法律で罰則のレベルを殺人並みに高くされてもおかしくない行為だと思うが、とにかく親はそこまでやっちゃあおしまいなんだという認識が世間的に薄い気がする。
その他ドラッグや援助交際についてもまだまだ深みのある言葉や認識を親や教育の現場は持っていないのを痛感したドラマだった。
「ダメ、ゼッタイ」という風な身を滅ぼすからダメとか、法律に違反してるからダメとかでは子供を説得できないという話。
ではどうするか、というのはまたいつか。
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2004年10月09日

津田寛治という役者がいる。

津田寛治という役者をご存知だろうか?

とりあえず、オールシネマオンラインの出演リストによれば2004年(今年)だけで

[001] □  世界の中心で、愛をさけぶ(2004) 出演
[002] □  乱歩R<TV>(2004) ゲスト出演
[003] □  スカイハイ2<TV>(2004) ゲスト出演
[004] □  漫☆画太郎SHOW ババアゾーン(他)(2004) 出演
[005] □  禁断の事件簿 ストーカーを愛した女(2004) 出演
[006] □  ハーケンクロイツの翼(2004) 出演
[007] □  穴(2004) 出演
[008] □  恋愛白書(2004) 出演
[009] □  ラブ キル キル(2004) 出演
[010] □  ロード88 出会い路、四国へ(2004) 出演
[011] □  ファンタズマ 〜呪いの館〜<TV>(2004) 監督
[012] □  キスとキズ(2004) 出演
[013] □  SURVIVE STYLE5+(2004) 出演
[014] □  ガチャポン(2004) 出演
[015] □  さそり<TV>(2004) 出演
[016] □  日野日出志のザ・ホラー 怪奇劇場 〜第一夜〜(2004) 出演
[017] □  ソドムの市(2004) 出演

ざっと17本。ほとんど映画であのセカチューにも出ている、一見して余程の日本映画好きでなければ知らないようなインディーズ映画や若手監督作品がほとんど。

そんな、出演作品の中でも津田寛冶の場合セリフが2、3言のワンシーンのみの出演というのが実に多く、何よりも顔の印象が「スーツ姿のサラリーマン」が一番似合うような感じである。こんなにたくさん出てるにもかかわらず顔すら浮かんでこない映画ファンはいるだろう。


公式のホームページで自分の出演作品についてコメントしているページがあって、そこでも「オレどこに出てたんだろう」なんて自分でも映画見ててどこにいるんだか分からないような作品があったりしてますます素晴らしいわけだが。

あの北野武作品「ソナチネ」でのチョイ役から役者としてのキャリアをスタートさせて、つい最近でもチョイ役をいとわずに引き受け続ける男。

その中でも多少メジャーかつ準主役のポジションに浮上した「模倣犯」(2002年森田芳光監督)で、スマップの中居君の相棒役で日本ブルーリボン賞を受賞する。

74本に出演とあるが特にここ3年が凄まじくて50以上は出演中だ。

よくテレビドラマの脇役で無名だが演技の上手い人達は小劇団出身だったりする。(「トリビアの泉」に出てる二人とか)

しかし、そんなバックも持たず、役者としてピンでしかもテレビドラマにはほとんど出ずに映画ばかり出続ける彼は裏で日本映画を支えているのは間違ない。

いつか、このスキマ出演で撒いた種が彼にとっても、また日本映画にとっても大きな花を咲かせるであろう。


そんな来年で40歳に到達する彼の初主演映画が渋谷のユーロスペースという場所でひっそりと上映中だ。

名前は「イズ・エー」という。


渋谷の駅にポスターが貼られていた。

珍しく一番上に彼の名前があってしばし、見入ってしまった。

しかし、ポスターには彼ではなくて脇役の内藤剛志だけしか写っていなかった。













実に津田寛治らしい控えめっぷりである。
posted by Hachimitsu at 00:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月01日

「ヴィレッジ」byM・ナイト・シャマラン

見たのは10日以上前なんだけどね。忘れない内に書いておこう。

一般的にはホラー映画だと認知されてるであろうこの映画、、、、、とんでもない。
比較的そういう恐いのを期待してるお客さん達で席は埋まっていたが、彼らは終演後どう思っただろう?

おそらく口ポカーンであったろう。

「シックスセンス」や「サイン」のシャマラン監督である。今回も壮大なとんでもないオチが最後に待っている。

舞台は19世紀末の近代化されていない、ある村である、、、、ホントはコレ位の前知識だけで見た方が良いのだが、、、、、。

で、最後はそれすらもさぁ、、、、って何も言えない!

そして「サイン」と同じく「未確認生物」らしきものの存在が、、、、、。

「サイン」にも出てたホアキン・フェニックスを中心に役者の演技もすばらしく、映像も見事(殺傷シーンや恐怖シーンもあるにはあり、そしてどれもスゴイ)。

が、しかし

そのすばらしい前フリがあって、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、







やっぱりシャマラン天才。

見終わって最初のシーンから一つ一つ思い出していったのは言うまでも無い。
posted by Hachimitsu at 00:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年08月20日

華氏911byマイケルムーア

恵比寿のガーデンシネマで先行して公開されたが、前回の「ボウリングフォーコロンバイン」と同じく朝から最後の回までの整理券を配布して夕方にはほぼ当日分は満席になってしまうという相変わらずの凄まじい人気の監督。



今週の火曜日用事で夕方なんとなく立ち寄ったら、運良く1本待ちで最終の回を見れた。

アメリカで公開中止になりかかるがイザ公開されるや全米No1を余裕でゲット。
町山タンの刺激的な煽りを筆頭にこれほど見る前から話題が沸騰した映画は久しぶり。(いや自分の記憶ではかつてないかもしれない、、、、)。

それは現アメリカ大統領ブッシュ批判の映画というだけでなく、今秋のアメリカの大統領選に直接的に関係してくる、現在進行形の出来事にリンクしてくる映画だからなのだ。

なので、この映画できるだけ早く見た方が面白い。

11月の大統領選も終わり、映画館の公開も終了して来年あたりにビデオDVDリリースされてから家で見てもかなりしょうもない気がする。

夏休みが終われば少しは混雑も緩和されるだろうし、どうしてもそれが解消されないならば、テアトル銀座あたりでリザーブシートで見てはいかが?
(2000円+手数料210円かかるけど)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
映画の内容だけを見るのと外側の政治的なプロパガンダを見るのとではかなり評価が分かれてくると思う。

映画の内容としては、前作の「ボーリング〜」の方が、コロンバイン高校の事件以外にもマリリンマンソンが出てきたり、カナダ人が家の鍵をかけない話、弾丸を普通に売ってるスーパーに突撃抗議に行ったり、1つ1つのエピソードに深みと意外性があって畳み掛けるギャグのテンポも小気味良かった。
話題になってから映画館の満席状態が続き、ロングランも最後の方の公開半年後にやっと見れたのだけども十分満足できたのに対し、「華氏911」の方はそこまでの内容の充実は見られない。
つまり、DVDを買ったりして繰り返し見たりするかといえば疑問。
(「ボーリング〜」はしっかりBOXで購入してたりするが)。
この点においても即効性というかできるだけ早く見たほうがいい。
ブッシュに関する秘蔵映像のオンパレードなんだが、たまにつなぎつなぎの映像の連続で退屈だったりし戦争の死体もばっちり出てきて笑えない、、、。

やはり、この作品はとにかくブッシュの再選阻止をするために急ごしらえで作られたいつもの監督作品のエクストラバージョン、特別版と考えた方がいい。
そういう点で考えるとタランティーノがこちらにカンヌの大賞を与えたことはやはり男気のあることだったと思う。
本来は大賞とれるレベルの作品かなぁ、、、、って感じだもん内容は。
(「「華氏911」ってご大層なこと主張してるけど内容はプッ、、、ry」見たいなことをこの映画の批判派は多分言うね)。

あと毎日、新聞を隈なく読んでいるようなインテリ層は「そんなこと見なくてもだいたい知ってたよ」と思うだろうな。
しかし、これはそもそも選挙にも行かない多数のアメリカ人に向けて作られたもの。
共和党も民主党も実は詳しくは知らない日本人(自分も含む)にとっては政治的な面から見れば勉強になること多し。

ムーア本人が言うように、アメリカ人でアメリカの選挙権を持たない他国の人がこの映画を見てブッシュ政権を打倒したいと思ったとしても何かできるわけでも無い。

やっぱりどうしようもないのよブッシュたんとその背後の金持ち達は、、、
でやっぱりヒドイもんでもうイラク戦争のアメリカ兵の死者は3000人を超えてるわけ。
それプラスこの映画を見て知ることだが(当たり前なんだけど)、戦争のケガの酷い人は片手片足失っちゃったり、失明したりほとんど五体満足に回復できないわけでそんな人達はもっとたくさんいる。

そういうことに怒りを覚えるわけなんだけどそう簡単に何か出来るわけじゃない。
そのことも理解しているからマイケルムーアは頭がいいなと思うんだけどね。
以前スパイクリーが黒人の反体制指導者マルコムXの映画を作ったときに、マルコムXの帽子を若者が渋谷とかで被って上っ面なブームになった。
そんな高城剛みたいなのホント意味無い。意味無い。意味無い。

静かに怒りは胸の中に。

あと毎度ムーアの映画に出てくるんだけど彼の故郷のミシガン州のフリントが相変わらずヒドイ廃墟っぷりなの。(失業率50%!だとか)。
アメリカって要は今貧富の差がつきすぎてて金かかった場所は凄いんだけど一方貧しい町は日本のどこのよりもさびれている。
あの風景を毎回見るだけでもアメリカへの幻想なんて崩壊するよ。

そう、ブッシュ批判とかコロンバイン高校事件とかの大ネタよりもあの風景がひどく印象に残るんだよいつも(悪くね)。

以上色々言っとくと話がどんどん拡散してくんでここら辺で。

そういえば客席の1割程度、数十人は外国人でその中にアメリカ人はどれ位いるのか分からないけれども終演後は主に彼らからの拍手が劇場を覆う。
初日はともかく公開数日後で拍手になるのは珍しい。
この拍手をするアメリカ人とあくまでもブッシュ政権を支持するアメリカ人。
同じ国の人でも全く異なるのが不思議。
(だって本土でも見に行く人は民主党支持者ばっかりで共和党支持者はほとんど見ないらしい。日本の米軍基地内の映画館では多分やらないと思う。AFN聞いててもスケジュールに出てこないしね)。

拍手喝采のライブ感を味わうためにも早めに、、、ね。
posted by Hachimitsu at 00:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月08日

「ビッグフィッシュ」ティムバートン。

なんとなく時間が空いたので映画館へ。
見たのは「ビッグフィッシュ」byティム・バートン。
いつも同じホラ話ばっか繰り返す父にずっと反感を抱いていた息子が、父の死期に人生におけるそのホラ話の重要性に気づいて和解する、というお話。
見た結果は、、、PCの壁紙に使うくらい気に入りましたw
ファンタジーですがドラえもんの映画版のように子供が容易に分かるように物語の進行が単純ではないです。
脚本が実によく練られていてまるであみだくじを引いているように「それとそこが結びつくか」って具合に複雑で次の展開が読めない。
そして、ディティールが実にイイ!
(ちょっとネタバレします。)
例えば、とある館に住む魔女の眼球を見ると自分の死期が分かるというのがあって、何人かのうちの一人は心臓発作。しかし、その場所がトイレでエロ本を読んでる途中。
とか、シャム双生児のように頭2つ下半身は1つの歌手が、舞台では仲良く美しいハーモニーをハモり拍手喝采を浴びるが楽屋に戻ると「あんたのツッコミが甘いんだよ!」みたいに体1つでいがみあっている。
などなど。
いつものように異形がたくさん登場する大人のバートンファンタジーでした。
posted by Hachimitsu at 00:00| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月12日

「ロストイントランスレーション」ソフィア・コッポラ

アメリカ人の男女が日本に来て異国独特の疎外感に悩まされる話。
日経エンターテイメントでまっちゃんが、外国人監督による日本文化への無知について指摘していた映画。
自分も笑いのツボは外れていたし、アカデミーの脚本賞とれるほど良い脚本かな?と思ったが、外国に滞在する人間ならば誰でも感じる普遍的な話だと考えればまぁいい作品かなと思いますた。
というかまっちゃんとか井筒さんとか最近無理に自分の辛口批評の芸を出そうとなんでもかんでも悪く言おうとしてないか。
まっちゃんの「外人て日本人を偏見で見てるよな。」っていう視点て「キルビル」について言ってた時と同じ論調でやんす。
逆のパターン(日本人が外国人について描いた映画)が少ないだけでその視点て浅い。同じことの繰り返しになる。

まぁ一般人の方がまともなこと言ってたりします。
(ちゃんと公式にBBSがあるなんて!)

英語好きな人とか知り合いに外国人がいる人は見とくべき映画だと思うな。拡大ロードショーされるし。
posted by Hachimitsu at 00:00| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月09日

エレファント

「エレファント」byガスヴァンサントを見た。
友人数人に「絶対見るべし!」と激しく薦めたのに、
前半というか2/3位またーりとした展開に眠気に耐えて「駄作?」というのが頭によぎる矢先の後半30分に圧倒された。
実際は役者が演技してるのにドキュメンタリータッチで撮影される映画(最近では「テープ」とか)には辟易させられる。
だいたいカメラが手持ちでわざとブレた画面になり、報道の映像のように見せる。
しかし、この「エレファント」は違う。
ほとんど素人を使い、ドキュメンタリーのように感じられるがしっかりと演技させている。
役者の芝居やカメラで撮られる画面を崩して現実の「生」らしさを再現させようというアプローチと、生の素人に芝居で虚構の物語を演じさせる、という全く逆のアプローチ。

前者はウソ臭く、後者の方がリアルを感じる。
posted by Hachimitsu at 00:00| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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