2006年01月08日

The Cider House Rules

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ジョン・アーヴィングの代表作の一つ。
映画化もされた作品ではあるが、明らかに映画はダイジェストっぽい。
本の方が中身が横に縦に重厚で、なかなか読み進めず、中断しつつ読んだのでかなり苦労した。
飛行機の中で乗って降りるころには読み終わる、というような通常のいわゆるペーパーバックのサスペンス2、3冊分はある本格的な一冊。
なので、読むならば時間がたっぷりあるときがいいかと。
孤児院の話で、(たいていは)望まれないで生れてきた孤児たちと、その中でも産婦人科の堕胎医(正確には助手)になる主人公の人の生死に関わることについて切迫して葛藤する物語。
そして、例のごとく何世代かに渡るロングストーリー。
オチのつけ方が大変ユーモラスで素晴らしい。

読む速度が上がったらもう一度再読したい一冊。
日本語版も読んでみたい一冊。
posted by Hachimitsu at 20:31| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月08日

The Fourth Hand

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ほとんどの日本語版が上下巻になってしまうジョン・アーヴィング作品の中では比較的短い。
といっても、300ページほどはあるんだけど。
サーカスのライオンを取材中に左腕丸ごと齧りとられてしまう、不遇なテレビマンが主人公。
そこに夫を亡くした未亡人が絡む、という「未亡人の一年」からの題材も踏襲している。
失った左腕は一時、移植手術によって復活するが(これがまぁ「第三の手」なのだが)、ほどなくして失敗に終わり再度切断することになる。
そして、表題のとおりの「第四の手」は果たして手に入るのか?

ゲッツ板谷的にいえば「三本目の足」、つまりちんこが四番目になる展開なのか?と一瞬思ったが、違ってた。
(こういうオチはありそうなんだけど、アーヴィングは)

アーヴィング入門編としては「ガープの世界」や「ホテルニューハンプシャー」より短いからいいかもしれない。
posted by Hachimitsu at 02:10| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月29日

John Peel A Life In Music

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イギリス国営ラジオBBCにて、40年近くバンドの生収録番組を担当して「ジョンピールセッション」としてレコードもリリースしてきた伝説的DJの伝記。
パンク、ニューウェーブの紹介者として有名なのだが、キャプテン・ビーフハートとの親交や、カン、ノイ!などのドイツのバンド、ボブ・マーリーに代表されるジャマイカレゲエ、ヒップホップもシュガヒルギャング、アフリカバンバータなど黎明期から、はたまた一曲が数秒で終わるグラインドコアのナパーム・デスのようなところまで、その幅は広かった。
というか、ジョンピールというアンテナを持っているだけで日本の音楽ライターはだいぶ助かったのではないか。

リバプールFCのサポーターとしての話も少しだが出てくる。
有名な94名もの死者を出したヒルズボロの悲劇のチャリティライブを企画したり、彼が死んだ週の試合ではちゃんとリバプールの選手たちは喪章をして臨んでいた、とか。

そして、なにより葬式で流れるのはもちろん「You'll never walk alone」。

日本ではサッカーに名残のこういう人はもうあと50年くらい経たないと出てこないかな。


おまけ:ジョージベストも死んだので(追悼できるほどよく知らないが、名選手)
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ジョンピールも紹介していたウェディング・プレゼントの一枚。
posted by Hachimitsu at 21:16| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月25日

All That Remains

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英語で読んでるからと自分の読解力が低くていまいち分からないのだが、コーンウェル作品はかわいそうなっつか普通にグロテスクなんじゃないかと、今更気づく。

今回も殺されてから二年半も放置されて、ほぼ白骨化した死体、そこから犯人を見つけだす、という話。
骨に残る傷と、まわりに少しだけ残る遺留品という決め手だけをたよりに。
だから、All That Remains=遺留品(これだけかよっ!って感じの)というタイトル。

スカペッターシリーズ3作目だし、まだまだ切れ味最高で面白い。
posted by Hachimitsu at 23:54| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月21日

Body of Evidence

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パトリシア・コーンウェル、スカペッターシリーズ2作目かな?
日本語版を10年くらい前に読んで、その秀逸なトリックに驚嘆したものでした。

そう、犯人は、、、、ってさすがに、書けませんが。

なかなか犯人が現れず、うんうん唸って捜査して、終章で突然解決するという。
だから、最後まで10年前に日本語で読んだものだというのが分からなかった。

しかし、コーンウェルを始めに手をつけたいならば断然オススメ。
posted by Hachimitsu at 18:45| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月13日

From Potter's Field

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パトリシア・コーンウェル作品。

またまた主人公スカペッタ、なんで裏方の検死官のくせに犯人に狙われるw
おまけに姪の天才プログラマー22歳ルーシーが、完全に捜査に加わってるしw

その点ちとネタくさいこのシリーズ。

最後なんて犯人と対決してるからね。

あくまで、彼女は鑑識並に地味なはずの仕事をしてるはずなのだが、、、、

この作品でDNA判定が出てくるわけだけど、今となっては新しくはないんだな。

このシリーズ5作位読めば医学用語と犯罪用語には大分慣れてくると思う。
posted by Hachimitsu at 01:09| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月16日

Cause of Death

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またまたパトリシア・コーンウェル。
これは面白かった。
新興宗教の過激派のテロ計画、といったオウム事件の影響も見られる。
しかし、とある脇役の知り合いが「こいつが実は犯人だったりして」と思ったら、犯人じゃないけど一味だったのは都合良すぎた。
あと、本来裏方のはずの検死官が犯人逮捕の交渉人のような前面に出ちゃってるのもありえないかも。
チャプター毎に展開がしっかりあって多読向けではあります。

このシリーズITネタの進化が顕著で、1990年初頭に出た第一作ではWindows95以前の物凄い古いパソコンのトリックが。
今回では主人公の姪のルーシーが22才にして天才プログラマーで事件解決の鍵を握っている。
C言語がどうしたとかいう記述が出てくるし。
その当時は最先端の話題でも、今のITネタの進化って速いから10年前位でももう古いとこもある。

その辺が「法律」という普遍なネタを使うジョン・グリシャムはよく映画化されるのにコーンウェルはされない差なのかと思ったりする。
posted by Hachimitsu at 18:38| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月13日

Isle of Dogs

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パトリシア・コーンウェル
検死官ケイ・スカペッタのシリーズだが、主人公は新機軸で女署長ジュディ・ハマー。
いつもの検死してそこを手がかりに問題を解決していく、というある意味シンプルな作りではなく、
結構途中がダラダラしていた。
さすがに最後の犯人グループを捕っちめるところは面白かったが。
日本語版で読んでいたら大いに不満の出る本だったでしょう。
登場人物が主要なところでも20名近くいてメモってチャートを作らないと分かりにくかった。

まぁ、このシリーズで最初に手をつけるとしたら、あまりお勧めしませんねぇ。
posted by Hachimitsu at 00:30| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月30日

England Away

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他に「Football Factory」などのサッカー小説を書いているJohn Kingの1998年出版の本。
サッカーといってもサッカーを見る観客の方を描いているのが多いようだが。
この小説もイギリスからオランダに渡り、最後ドイツに到着するフーリガンの話で、試合のシーンは全く出てこなかった。
最初にオランダに行ったところで、いきなり飾り窓の売春婦との「交流」の話に飛び、その後も昔の戦争の話やら街の喧嘩やらがだらだらと続く。
そして、最後にドイツでの大舞台へ。

イギリスのブルーカラー小説らしいごみごみした汚らしさ(実際に出てくる単語も汚い)を満喫した。

あと、初めて日本語で翻訳されていない本を読んだ気がする。
posted by Hachimitsu at 13:52| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月10日

ハリーポッターとアズカバンの囚人

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前2作は面白さは?だったハリポタだったが、この3作目は読み応えがあった。
あぁやっぱりポッターの両親が昔殺されたときの謎、なんつう過去の話を解き明かしていく展開になっているわけね。
単語はほとんど調べずに読み進んだ。
さすがにdivination=予知、予言やenchant=呪文をかける、等を知らないとしんどいからそれ等は調べたけれども。
しかし、「ロードオブザリング」と同じくこういう長編ファンタジーものは固有名詞を覚えるのが結構大変だ。
ハリポタだと主要な生徒が5人位に先生を5人、合わせて敵?や地名を含めて毎回20個以上の固有名詞を出てくる度に書き出して、整理しながら読んでいかないと厳しい。

この位のレベルのをずっと読んでいくと多読は結構楽しいし、読後感も充実する。
posted by Hachimitsu at 09:17| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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